[史菜&霧子] 幽谷霧子 : よろしくお願いします、史菜さん…♪
[史菜&霧子] 近衛史菜 : よろしく
[史菜&霧子] 近衛史菜 : 作戦…作戦……目星できるなら目星とか…そのくらい
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
どうしましょう、か…?
私…謎解きはそんなに得意じゃなくって……
[史菜&霧子] 近衛史菜 : がんばる
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : あっ……でも、技能は振れますから…!(フンフン)
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : はい、頑張りましょうね…!
[史菜&霧子] 近衛史菜 : 技能が振れるならたすかる…
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
お医者さんになりたくて…
医学は、ちょっと勉強してるんです
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : だから、薬学は任せてください…!
[史菜&霧子]
近衛史菜 :
わかった
その分野は任せる
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : はい…♪
[史菜&霧子] 近衛史菜 : 勉強中も勉強中だから
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
ドキ、ドキ…してきました
史菜さんは大丈夫ですか…?
[史菜&霧子]
近衛史菜 :
ちょっと不安、だけど大丈夫
問題無い
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
私も、ちょっと心配だけど……
でも……史菜さんがいるので、心強い…です…!
[史菜&霧子] 近衛史菜 : うん、大体わかった
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
不思議な部屋…ですね…
壁が、丸い…
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
15分で…死…
…………ううん、大丈夫。史菜さんがいるから…!
[史菜&霧子] 近衛史菜 : 処理に手間かけさせないように…最低限で
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
そうですね…!
GMさん、大変そうですから……
[史菜&霧子]
GM :
[史菜&霧子] 近衛史菜 : ccb<=95 紙を目星 (1D100<=95) > 59 > 成功
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 紙の裏…何かあるのかな…?
[史菜&霧子]
GM :
「○ □ △ 三角では四角は作ることができる。しかし丸は三角では作れない。丸には三角や四角にあるものがないのだ。」
紙の裏にかいてありやす
[史菜&霧子] 近衛史菜 : 色々とある。
[史菜&霧子] 近衛史菜 : ……
[史菜&霧子] 近衛史菜 : よし
[史菜&霧子]
近衛史菜 :
丸が大事
[史菜&霧子] 近衛史菜 : つまり…
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
△さん…
□さん…
〇…
[史菜&霧子] 近衛史菜 : ccb<=95 自在法で時計を引き寄せる (1D100<=95) > 84 > 成功
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : わわっ…時計が、動きました…!
[史菜&霧子] 近衛史菜 : 多分……必要なのは
[史菜&霧子] GM : 時計が手元に来た
[史菜&霧子] 近衛史菜 : この部屋から完全に真円を作る事
[史菜&霧子] 近衛史菜 : 時計の針を抜き取る
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 円を…作る…?
[史菜&霧子] 近衛史菜 : 部屋を見渡して
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : あっ……確かに、時計は△さんです…!
[史菜&霧子] GM : 抜き取った!
[史菜&霧子] 近衛史菜 : 円形しか、この部屋無いから
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
これで、いいんでしょうか…?
お箸は…丸いですし…
[史菜&霧子] 近衛史菜 : いい、問題無い
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 史菜さんが、そう言うのであれば…!
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : あとは、お時間を待つだけですね……
[史菜&霧子] 近衛史菜 : うん
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
………ふふ、不思議な部屋で…二人きり
なんだか、不思議な気分…
[史菜&霧子] 近衛史菜 : ぼんやりと動かなくなった時計を見つめている
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
………私たちも、丸くなってみませんか?
必要は、ないかもだけど…
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 史菜の手をそれぞれ握り
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : こんな感じで…えいっ
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 2人の両手で円を作る
[史菜&霧子] 近衛史菜 : ぼんやりとしていたためか、そのまま特に抵抗も無く手で円を作った
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
……ふふ、こうすれば…私たちも円、です
一緒に、帰れます…
[史菜&霧子]
近衛史菜 :
…………。
[史菜&霧子] 近衛史菜 : うん…置いていくこともない
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
そうは口で言っていても…でも、どうしても不安なものは不安で
少し手に汗が滲む
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
でもそれは、彼女の言葉で
一陣の風が通るように吹き飛ばされて
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
……はい…!
私も、置いて行きませんし…置いて行かれません…!
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
チク、タク、チク、タク
時計はないけど、心の秒針は進んで行く
[史菜&霧子] 近衛史菜 : そこそこ身長差があるからか、足をピンと伸ばして円を作ったままにしている
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : もう少し、ですよ…!
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : それに気づいて、少し膝を曲げて視線を合わせて
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
……ふふ、ありがとうございました
私だけじゃ、気づけなかったから
[史菜&霧子] 近衛史菜 : む、と少し目を丸くしながらも
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : そう笑いかける
[史菜&霧子]
近衛史菜 :
いてくれなかったら、このようにいかなかった。
ありがとう
[史菜&霧子]
近衛史菜 :
今まで無表情だったのだが
ほんの少しだけ笑みを浮かべる
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : ━━━━ああ、どうか
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 離れ離れになりませんように
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : チク、タク、チク、タク
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : その時が迫るのを、身体で感じる
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 両の手に、優しく力を込めて
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 優しい彼女の優しい笑顔に、見入るように
[史菜&霧子]
近衛史菜 :
握られたのもあってか、同じく慎重に力を優しく込める
ああ、もう直ぐで時間なのだから。
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
さて、この部屋での最後の時だ
これからどうなるのかはわからないけど…きっと大丈夫
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : じゃあ…またね
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 史菜に優しく声をかけると、目を瞑った
[史菜&霧子]
GM :
[史菜&霧子] GM : 15分が経過した…
[史菜&霧子] GM : …何も起こらない。
[史菜&霧子] GM : 「知恵ある者よ、お前の時間に帰るがいい。」
[史菜&霧子]
GM :
何処からともなく、空間に声が響く。
そして意識が暗転していく。
[史菜&霧子]
GM :
[史菜&霧子]
GM :
次に目を覚ますと、そこはいつもと変わらぬ自室であった。あの部屋は一体なんだったのか…
本当にあれは夢だったのか…
しがらみの残るなか、貴方は1つだけ理解していることがある。
自分は今の時間を生きているということだ。
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : ……ゆっくりと目を開ける
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
見えるのはいつもの部屋
天使の微笑は、網膜に影が残っているだけで
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
あれは夢か、幻か
……いや、この手に残るぬくもりが、それを否定した
[史菜&霧子]
幽谷霧子 :
私を助けてくれた彼女は、約束してくれた
置いて行かないと…
なら、そういうことなのだろう
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 自分にとって、もはや常識に近い確信を持って家を出た
[史菜&霧子] 幽谷霧子 : 彼女との約束を、守るために━━━━
[史菜&霧子] 幽谷霧子 :
[史菜&霧子] 近衛史菜 : フードを被った少女が、その近くを通って
[史菜&霧子]
近衛史菜 :
表情を緩め、そのまま────
後の事を記す必要など、今は無いのだから
[史菜&霧子] 近衛史菜 :